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「DTMを始めたいけど、結局何を買えばいいの?」
そう思って検索している方も多いと思います。結論から言うと、DTMを始めるために本当に必要なものはパソコンとDAW(作曲ソフト)の2つだけです。それ以外は、使いながら必要性を感じたタイミングで揃えていけば十分です。
先に金額感の結論だけ言うと、私が実際に使っている環境は、パソコン(MacBook Pro)が約24万円、それ以外の機材とソフトで約11.2万円、合計で約35.2万円です。ただ、始めるだけなら手持ちのパソコンとDAWで足ります。DAWは、私はLogic Proを持っていたのでFL STUDIO(クロスグレード版)を約2万円で購入しましたが、通常版だと約3.5〜3.9万円です(※価格は執筆時点の情報です)。金額がイメージできると、何にお金をかけるべきか判断しやすくなるので、まずはここから話していきます。
この記事では、FL Studio歴1年半の私が実際に何をどの順番で揃えたのか、そして「これは早く買えばよかった」「これは今も導入していない」ということまで、実体験ベースで正直にお伝えします。
DTMを始めるのに本当に必要なものは2つだけ
パソコン
DAWはそこそこ処理が重いソフトです。極端に古いパソコンでなければ、まずは今持っているパソコンで始めて問題ありません。
DAW(作曲ソフト)
どのDAWも基本的にできること(録音・打ち込み・編集・ミックス)は同じです。私は最初Logic Proを使っていて、その後FL Studioに乗り換えました。理由は、自分が作りたいジャンルや、憧れていた制作者が使っていたのがFL Studioだったからです。機能の優劣よりも「どんな曲を作りたいか」「誰を参考にしたいか」で選ぶ方が、モチベーションが続きやすいと個人的には感じています。
なお、私が使っているのはFL Studioの上位エディション「Signature Bundle」です。Logic Proを持っていたので、他のDAWの所有者向けのクロスグレード版を約2万円で購入しました(通常版は約3.5〜3.9万円)。エディションや割引の条件は変わることがあるので、購入前に公式サイトで確認してください。
私が実際に使っている機材と金額
| 機材 | 金額の目安 |
|---|---|
| DAW:FL Studio Signature Bundle(Logic Proからのクロスグレード版) | 約2万円(通常版は約3.5〜3.9万円) |
| オーディオインターフェース:Focusrite Scarlett 2i2(第4世代) | 約3万円 |
| MIDIキーボード:FLkey49 | 約3万円 |
| 外部モニター:DELL 24インチ | 約1.5万円 |
| モニターヘッドホン(ゼンハイザー) | 約1万円 |
| Appleの有線イヤホン | 約3,000円 |
| キーボード(Apple純正・友人から中古で購入) | 約2,000円 |
| マウス | 約1,500円 |
| 小計(パソコン除く) | 約11.2万円 |
| パソコン:MacBook Pro | 約24万円 |
| 合計 | 約35.2万円 |
※金額は、私が実際に購入した価格の目安です(執筆時点)。DAWは通常版だと約3.5〜3.9万円で、その場合は合計が約1.5〜1.9万円高くなります。購入時期やセールでも変わります。
最初に揃えたもの・後から揃えたもの【体験談】
始めた当初に揃えたのは、パソコン・DAW・ドラムサンプル・**MIDIキーボード(FLkey49)**でした。一方で、次の2つは意外と後回しになっていました。
外部モニター(ディスプレイ):導入は1年後
始めてから1年ほどは、MacBook本体の画面だけで作業していました。それでも曲作り自体は問題なくできます。ただ導入してみると、トラックやプラグインの画面を複数開けるようになり、作業効率が明らかに上がりました。私が使っているのはDELLの24インチ(約1.5万円)です。
マウス&キーボード:導入は1年半後(つい最近)
さらに後回しになっていたのが、外付けのマウス&キーボードです。実はごく最近まで、MacBookのトラックパッドだけで作業していました。
ここは正直、慣れの部分も大きく個人差があると思います。ただ実際に導入してみると、特にマウスはトラック上のスクロール操作が圧倒的にやりやすくなり、「もっと早く導入すればよかった」と感じています。マウスは約1,500円のものです。
なお、キーボードは特にこだわらず、友人から中古のApple純正キーボードを約2,000円で譲ってもらいました。それでも困ったことはないので、ここはお金をかけなくていい部分だと感じています。
MIDIキーボード(FLkey49)は早く買って正解だった
一方でMIDIキーボードは早い段階で導入して良かったと感じています。マウスだけでメロディやコードを打ち込むのはかなり時間がかかりますが、鍵盤を弾く感覚でそのまま打ち込めるので、圧倒的に作業スピードが上がりました。
私が使っているのはFLkey49ですが、MIDIキーボードには25鍵・49鍵・61鍵など様々な鍵盤数があります。デスク周りのスペースや、どんなフレーズを打ち込みたいかによって最適な鍵盤数は変わってくるので、自分の用途に合ったものを選ぶのがおすすめです。
※MIDIキーボードの選び方(鍵盤数の選び方含む)は別記事で詳しく解説予定です
オーディオインターフェースは、最初に追加するなら優先したい機材
機材の中で、私が「優先して導入してよかった」と感じているのがオーディオインターフェースです。私が使っているのはFocusriteのScarlett 2i2(第4世代)です。
理由は、単に録音のためだけではありません。普段からオーディオインターフェースを通して好きな曲を聴いたり、自分の曲をミキシングしたりすることそのものが、耳を鍛える練習になるからです。パソコン内蔵のオーディオ出力とは音の解像度が違うので、これを通さずに音質判断をしていると、ミキシングの上達スピードにも影響してくると私は感じています。
ただし、DTMを始めたばかりで資金に余裕がない方は、最初から無理に揃える必要はありません。1曲を形にするまで、あるいは配信する予定が今はないという段階なら、オーディオインターフェースなしでもDTM自体は十分楽しめます。「本格的に音質にこだわりたくなったタイミング」で導入を検討すれば大丈夫です。
モニタースピーカーは今も導入していない理由
意外に思われるかもしれませんが、私は今もモニタースピーカー(音を確認するためのスピーカー)を導入していません。理由は、自宅で音を大きく出すことによる近隣トラブルを避けるためです。
その代わりに、モニターヘッドホンとAppleの有線イヤホンの2つを使い分けています。
モニターヘッドホン:MIX・マスタリングの細かい判断用
ミックスやマスタリングなど、音量バランスや音質を細かく見極める作業のときは、モニターヘッドホン(ゼンハイザー、約1万円)を使っています。原音に忠実な音が鳴るので、「このパートが埋もれていないか」「低音が出過ぎていないか」といった判断がしやすくなります。
Appleの有線イヤホン:耳が疲れた時・一般的な聴こえ方の確認用
長時間の作業で耳が疲れてきたときや、「多くの人が普段使っているイヤホンで聴くとどう聴こえるか」を確認したいときは、あえてAppleの有線イヤホン(約3,000円)を使っています。世界中で使用者が多いイヤホンだからこそ、ここでの聴こえ方は、リスナーが実際に曲を聴く環境に近い基準になると考えています。
自宅でDTMをやる方には、正直モニタースピーカーよりもこの組み合わせをおすすめしたいです。特に集合住宅にお住まいの方は、騒音トラブルのリスクを考えると、ヘッドホン・イヤホン中心の環境の方が現実的だと感じています。
※モニターヘッドホンの選び方は別記事で詳しく解説予定です
マイクは持っていない(打ち込み・インスト中心の場合)
ちなみに私はマイクを持っていません。打ち込みメインでインストを作っているので、今のところ必要性を感じていないからです。ボーカル録音や生楽器を録りたい方は別途必要になりますが、そのあたりはまた別の記事で触れていきます。
まとめ:まず最小構成で始めて、必要なものから足していこう
DTMを始めるのに必須なのは、パソコンとDAWの2つだけです。それ以外は、実際に作りながら「必要だ」と感じたタイミングで揃えていけば十分です。
私の場合は、
- パソコン
- DAW(Logic Pro → FL Studio)
- ドラムサンプル・MIDIキーボード(FLkey49)
- (1年後)外部モニター
- (1年半後)マウス&キーボード
- オーディオインターフェース
- モニターヘッドホン・Appleの有線イヤホン(用途で使い分け)
- プラグイン(少しずつ追加中)
という流れで揃えてきました。モニタースピーカーのように「今もあえて導入していないもの」もあります。
制作コストは、できるだけ抑えることを意識しています。機材にお金をかけたからといって、良い音楽が作れるわけではないと思っているからです。今持っているもので工夫しながら、必要になったタイミングで少しずつ揃えていくのがおすすめです。
完璧に準備してから始めようとせず、まずは今ある環境で1曲作ってみることをおすすめします。
次に読みたい記事
- FL Studioを買う前に知りたい、他DAWとの違い(近日公開)
- オーディオインターフェースの選び方(近日公開)
- DTM用ヘッドホンの選び方(近日公開)
- MIDIキーボードの選び方(近日公開)

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